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2010年05月 アーカイブ

大脳の中へ入るとそこは大脳辺縁系 2

大脳辺縁系はいくつかの組織からできていて、その主なものだけ紹介すると、まず帯状回が大脳の上のほうにあり、下のほうには海馬、中隔核、扁桃核、脳弓などが、それぞれ異なった形で存在しているのである。

これらの中で、いちばん中心的な働きをしているのが海馬だ。
主に記憶との関係で大切なところなのである。
この海馬、変わった名前だが、これは、海馬という別名をもつタツノオトシゴのような形をしているからであり、働きとはなんの関係もない。

また、扁桃核はアーモンド(扁桃)のような形をしているので、こう呼ばれている。
これらの大脳辺縁系の各部分は、相互に関係しあって働いている。

大脳の奥深いところにある大脳基底核

大脳のもっと奥に入り込んでいくと、大脳の基底部に位置するあたりに比較的大きな核がいくつか見られる。
核というのは、脳を構成している中心的な細胞である神経細胞の集まりのことだ。
その核には尾状核、被殻、淡蒼球、視床下核、黒質があり、これらを総称して大脳基底核と呼んでいる。

尾状核は、オタマジャクシのように大きな頭と長い尾をもった形をしていて、また、被殻は桃の種の殻のような形をしている。
この2つを合わせて線条体という。人間やサル以外の動物では、この2っが分かれていないで1つになっている。

また、被殻と淡蒼球はレンズ核ともいう。
淡蒼球は被殻の内側に隣接し、神経細胞の密度が尾状核や被殻より低いため、白っぽく見える。
そのやや下方には、黒い核があり、これが黒質だ。
ここの神経細胞はメラニンを含んでいて、黒っぽく見える。それで、黒質と呼ばれているわけだ。
黒質のやや上側、視床のすぐ下にあるのが視床下核である。

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